2013年10月20日

「タイ国医療技術者研修」CLAIR(クレア)って何ですか?

「東九州メディカルバレー構想」の取組の一つ “医療分野でのアジアへの貢献”を進めるため、タイから日本に医療技術者を研修生として受け入れ、血液透析を中心とした日本の医療機器操作・メンテナンス技術を習得するための研修を実施し、タイの医療水準向上及び日本製医療機器の普及拡大を目指していくための施設見学研修要請が当施設にあり受入れました。

2013年10月17日(木)8時30分から14時30分頃までの間、
「タイ国(ラチャウィティ病院)医療技術者研修」を実施しました。

今回の研修は、主に九州保健福祉大学にて行っていますが、医療機関研修としては、大分大学医学部附属病院、松山医院大分腎臓内科での実施となっています。今回の事業は、内閣府の関連のもと、財団法人自治体国際化協会(CLAIR)助成事業「平成25年度自治体国際協力促進事業(モデル事業)」の採択を受け実施しています。
見学及び研修には大分県庁担当者が協力し同行して実施されました。

【国家戦略特区】 東九州メディカルバレー海外展開戦略特区
~アジアをターゲットとした日本の透析医療技術・機器の普及促進に向けて~
国家戦略特区プロジェクトの大分県におけるリーダーは、大分大学医学部附属病院腎臓内科診療准教授兼血液浄化センター長補佐の友雅司先生です。友雅司先生は内閣府と大分県庁とのプロジェクトミーティングを繰り返し、プロジェクトの立ち上げから関わり現在から第1フェーズ段階のコントロールを行っています。東九州メディカルバレー構想特区が誇る高い技術力や産学官連携による人材育成の取組み、内閣府及びCLAIR助成事業を通じ、友雅司先生と松山医院大分腎臓内科では、透析治療の全体像等を紹介するとともに意見交換を今後も行っていきます。

今回のプロジェクトを通じて我々も世界観が広がりました。海外との交流に向けて内閣府関連組織では総務省所管の財団法人自治体国際化協会(Council of Local Authorities for International Relations:CLAIR クレア)と呼ばれる組織があることを認知しました。協会のプロフィールを確認すると、1988年に地方自治体の共同の機関として設立。
目的は、地域の国際化推進や対応等を支援することにより、地域が活性化し、住民の暮らしがより豊かになり、国際的な連携が強化され、共存共栄が図られることとしており、海外に7つの事務所(ニューヨーク、ロンドン、パリ、シンガポール、ソウル、北京、シドニー)を設置運営し、国内外で様々な活動を行っている。 また、世界最大規模の人的交流プログラムの推進、自治体の海外における諸活動の支援、諸外国の地方自治に関する調査研究、日本の自治体による海外の自治体との交流・国際協力・観光や物産などの経済活動の支援、国内の多文化共生社会推進に向けた取り組み、など、「地域の国際化」のために幅広い役割を担っている。といった活動をしているようです。

国家戦略特区である東九州メディカルバレー構想は、内閣府(首相官邸)のもと政府開発援助ODA(Official Development Assistance)実施機関の一つである外務省所管の独立行政法人国際協力機構JICA(Japan International Cooperation Agency)ジャイカ、経済産業省所管の独立行政法人日本貿易振興機構JETRO(Japan External Trade Organization)ジェトロ、そして今回の総務省所管の財団法人自治体国際化協会CLAIR(Council of Local Authorities for International Relations)クレアといった各組織の活動がありプロジェクトが起動しています。

国家戦略特区としてオールジャパンで推進することにより、
日本の医療技術・サービスが獲得する海外市場の拡大を促進する。
東九州メディカルバレー海外展開戦略特区プロジェクト

東九州メディカルバレー海外展開戦略特区プロジェクト





























東九州メディカルバレー構想特区
東九州メディカルバレー構想
財団法人自治体国際化協会CLAIR(Council of Local Authorities for International Relations)クレア
【国家戦略特区】 東九州メディカルバレー海外展開戦略特区



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Posted by 松山医院大分腎臓内科 at 11:48 │医院について